赤坂・六本木の街
akasaka / roppongi
この六本木、赤坂の地は江戸時代より大名や旗本の屋敷が多く立ち並び、明治時代に入っても多くの華族や官吏が住む邸宅街でしたが、同時に歩兵第一連隊・第三連隊、近衛歩兵第三連隊・第四連隊が置かれる軍隊の街としても発展を遂げてきました。
平成となり再開発により街の様子は大きく変わることとなります。現在の六本木ヒルズは乃木将軍がお生まれになった毛利・長府藩麻布上屋敷跡。
また、東京ミッドタウンは連隊長を務められた歩兵第一連隊が駐屯し、戦後防衛庁が置かれていた場所でしたが、防衛庁が市ヶ谷に移転後現在の姿になりました。また国立新美術館にも歩兵第三連隊の隊舎の一部が残っています。
現在では軍隊の街であったことは影をひそめ、文化・芸術の発信地として月々発展をとげています。
乃木将軍はこの街の移り変わりを見守り、これからも末永く見守ってゆきます。
乃木坂
江戸時代より幽霊坂や行合坂、膝折坂と呼ばれていましたが、この地に住まわれていた御祭神の御殉死を悼み、赤坂区議会が改名を議決したことに由来します。
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東京ミッドタウン
リッツカールトンホテル、サントリー美術館などを中心として130に及ぶ商業施設や公園などが集約された複合施設。
乃木神社より徒歩5分・450m。
http://www.nact.jp/ -
六本木ヒルズ
森美術館を中心としたアートセンターをはじめ200以上のレストランや映画館、ホテルといった様々な店舗を備えた複合施設。
乃木神社より徒歩13分・1100m。
http://www.roppongihills.com/
六本木アート・トライアングル(略称あとろ)は、アートで六本木を活性化することを目的に、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館の3館が結成したネットワークです。
各館で開催している展覧会チケットの半券提示で、他の2つの美術館の観覧料が割引になる「あとろ割」や、アート情報を載せた「あとろマップ」の配布などを実施しています。
国立新美術館
周辺の緑と調和した、波打つような巨大なガラス壁が目をひく日本で5番目の国立美術館。国内最大級の展示スペースをいかし、近現代美術を中心に多彩な展覧会を開催します。
充実したアートライブラリーやミュージアムショップ、一流レストランをそなえた都心の新たな憩いの場で、ゆったりと美術をお楽しみください。
乃木神社より徒歩6分・500m。
Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.nact.jp/
サントリー美術館
サントリー美術館では「生活の中の美」を基本理念とした多彩な企画展をご覧になれます。隈研吾氏設計による和のテイストに満ちた空間の中、茶室、カフェ、ショップも充実し、こどもから大人までお楽しみいただけます。
乃木神社より徒歩6分・450m。
Tel:03-3479-8600
http://suntory.jp/SMA/
森美術館
2003年の開館以来、六本木ヒルズの文化的シンボルとして、現代アートを中心としたさまざまなジャンルの展覧会をはじめ、パブリックプログラム(教育普及活動)などを通じて身近に感じられるアートを発信しています。
また夜遅くまでの開館や、併設の展望台など、新しいアートの楽しみ方を発見できる美術館です。六本木ヒルズ森タワー53F。
乃木神社より徒歩15分・1200m。
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.mori.art.museum/